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【 子育てと親の勉強 】 親子の信頼関係をどう育てるか > > 子どもの人格を尊重する。 -2

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親子の関係

子どもの人格を尊重する。 -2

■人間と行動を、分けて捉える
「旅の2日目、朝のつどいで、Aグループが集合時間に遅れました。
私は『集合時間に10分遅れたね』と『事実』だけを示しました。

遅れたという事実を、当事者であるAグループにフィードバックしたのです。
遅れたのは事実です。 私の価値観を押しつけてはいない。決して非難していない。批判もしていない。評価もしていません。


自分のとった行動の『事実』を示されると、本人は受け入れざるを得ないのです。
ここで大切なことは、相手の「人間と、行動を分けて捉える」ことです。
フィードバックするのは、行動に関してのみです。 人間の部分には、一切触れません」


「事前研修でも、おしゃべりをしている子どもを私が叱りました。
だが、相手に『事実』を伝えただけで、批判も非難もしていません。相手を責めてもいないです。

次の朝、一緒に食べましょうと私に声をかけてきたのは、叱られた子どもたちでした」


■上下関係では、問題は解決しない
「多くの親や教師は、事実を伝える替わりに、自分の価値観を相手に押しつけます。
非難したり、批判したりします。自分の価値基準で評価し、相手を攻撃し、責めます。
相手の行動だけではなく、相手の人間をも責めたり、叩いたりしていないでしょうか」


「その場合、親や教師の気持ちの中には、何とかして子どもを自分の思い通りに操作しよう、コントロールしようという強い意志が働いています。

子どもにとっては、外から圧力を加えようとしています。
兄弟や他の子どもたちとの比較を、口に出したりします」


「これは確実に上下の関係です。親や教師の立場を笠に着て、権威を振り回しています。
相手に事情の説明をするチャンスすら与えていません。
相手の気持ちや感情の動きなどは、まったく無視されます。


親や教師が気にするのは、自分の怒りの感情だけです。
このような状況の下では、お互いの信頼関係を結ぶことができるはずがありません。
お互いの人間関係を悪くしているのは、子どもの側ではなく、親や教師、大人なのです。その結果、子どもの心は確実に親や教師から離れていきます」


(子どもの人格を尊重する子育て へ続く)

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プロフィール

Author:kenm77
40年にわたって、私 松田 虔(けん)は、人間教育の経験、指導理念の確立、社会教育現場での専門的な指導経験、 多岐にわたる指導者育成の経験を積み重ねてきました。

子どものキャンプの専門家として、40年間指導と企画運営に携わってきました。

そして、青少年育成の半分は親と指導者の育成であると認識し、指導者の育成にはことのほか力を注いできました。


家庭教育の場に置き換えれば、子どもにとっては指導者である
親のあり方、姿勢、心構え」が、
そして「親の生き方」が、
子どもがどのような人間に育つかの鍵を握っていると言えます。

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